いろいろきいろ

twitter(@sora_mamecco)では書ききれないあれやこれや。

療育手帳あれこれ。

本当は別の話題で記事を書くつもりだったのですが昨日twitterで出た手帳の話が興味深かったので、今回は手帳の話です。

 

手帳には色々種類がありますが、シロが取得しているのは療育手帳のみです。

なので、療育手帳のみの話になります。

また、これはあくまでシロの場合のことなので、お住まいの地域によってもしかしたら差異が出てくるかもしれません、というのを最初にことわっておきます。

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前にも書きましたが、シロが発達検査を受けたのは二歳半の時です。

事前にケースワーカーさんから「検査の結果によっては療育手帳を取得することも出来る」と聞いていました。ただし、取得は別に強制ではないとも。

私は療育手帳交付の基準というものがよくわかっておらず、(今もはっきりわかっているわけではないですが)それで何となく手帳のことは忘れていました。

 

そして発達検査を受けた後、療育手帳の対象になる旨を告げられます。

検査官から言われたのは

・年齢相応のところもあるが、トータルで見ると発達は遅れている。

自閉症かどうかは今はなんとも言えない。診断はもうちょっと大きくなって集団生活を経験してからでも良いだろう。

・今手帳を取得しても後々発達が追いつけば無くなる場合もある

と、大体このようなことでした。

(ちなみに後に検査結果を書面でもらったところ、「自閉症スペクトラムの疑い」と明記されていました。やっぱり疑いあったんじゃーんと思いました)

 

さて、手帳が取得できるといわれたものの、私は少し悩みました。

「子どもに障害者のレッテルを貼ってしまうのではないか」「もし仮に発達が追いついて手帳がなくなったとき、手帳があった過去に本人が傷つくのではないか」

TLにも似たような声が挙がっていましたが、私もそういったことが頭をよぎったのです。

そして夜、帰宅した夫に手帳が取れるんだけどどうしようか、と話したところ

「取ったらいいじゃない。そこは全然迷うところじゃないだろう」

と即答。

・手帳取得によるデメリットが思いつかない。でもメリットはある。

・別に手帳を持ってるよーと皆に見せびらかして歩くわけじゃない。言わなければわからないこと。

結局夫のこの言葉に背中を押され、数日後には窓口に出向いて申請をしました。

その後、何かの折に手帳を取ったことを話すと

「まだこれからどうなるかわからないのに」とか

「もう取ったの?躊躇しなかったの?」とか言われたのですが、

これからどうなるかわからないから二年ごとに更新があるわけで、もう取れるから取ったというだけの話です。(躊躇は上記の通り多少ありましたが)

シロの手帳取得までの経緯はこんな感じです。

ちなみにこの時点ではまだ診断はついてなかったので、手帳の理由を聞かれると「発達遅滞」というちょっと曖昧な説明をしていました。

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メリットは主に金銭的なことですね。

公営施設の半額または全額免除や税金の控除など。

電車はシロはまだ三歳なので元々無料ですが、付き添いも一名無料になります(交通機関による)

この辺りもお住まいの市町村で変わってくるものもあるかと思います。

あと判定によっても変わってきます。

(特に詳しく調べたりしていないので、不備があったらごめんなさい)

シロが今のところ直接受けているメリットはこのくらいでしょうか。

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手帳の取得に関しては、それぞれのご家庭の考え方もありますので私から取れ取れと積極的には言えません。

ただ、うちに限って言えば取らなければ良かったというような場面は今のところありません。

シロは療育手帳=電車に乗ったりどこか遊べるところに入れる、と思っているフシがあるので、お出かけのときは手帳を持つ癖がついています。

 

今回は療育手帳のお話をしましたが、それとは遠からずな立ち位置の精神障害者保健福祉手帳について、ふみ吉さんが私よりもはるかにわかりやすく上手にまとめられています。

これを読めば私の記事はいらないかもしれない・・・。


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