コミュニケーションツール②知育玩具
コミュニケーションツール、続いては知育玩具です。
きっかけは昨年の秋、三歳の誕生日。
プレゼントに何がほしいかわからなかったので、一緒におもちゃ屋に行って好きなものを選んでもらいました。
そのときに選んだのが、これ。
ボタンを押したらそこに描かれてる絵の名前を言う、まあよくあるやつです。
元々音楽が大好きで音の鳴る絵本も大好き、おやおやこれはボタンを押したら喋ったり歌ったりするぞ。電車や車の絵もあるし。面白そうじゃん。
私の勝手な予想ですが、恐らくシロはこんな感じだったのではないかと思います。
購入後しばらくは色々ボタンを押して楽しんでるだけだったのですが、段々使い方をマスターしていきます。
例えば機能の中に簡単な質問ゲームみたいなのがあるんですね。
「君のすきなたべもののボタンを押してねー」とか
「ひこうきはどこかなー?」とか。
最初はよく意味がわかってない様子だったのですが、徐々に質問にも答えられるようになっていきました。
大体毎回同じ答えなのですが。
(余談。「すきなどうぶつはどれかな」と聞かれるとシロは見たこともないのに毎回ブタのボタンを押していたのですが、最近本物のブタを初めて見たシロは恐怖で逃げ出しました。ミニブタだったのに・・・。)
そして更にしばらく後、シロはこれを伝達手段として用いるようになりました。
小腹がすいたら「プリン(が食べたい)」
お弁当を作れば「トマト(を入れて)」
お出かけのときは「電車(に乗りたい)」
着替えのときは「赤(の服がいい)」
などなど。
語彙もどんどん増えていきました。
そして去年のクリスマス。
私たちはシロとも話した上で、もうひとつの知育玩具を購入しました。
載ってる単語数も先のものとは桁違いです。
が、さすがに三歳児には難しい単語もあります。それに、分厚くて重い。
一応小学校高学年まで使えると書いてあるので、仮に今使わなかったとしてもそのうち役に立つだろう。
まあぼちぼちと言葉を覚えてくれたら嬉しいなーという気持ちでした。
ところが。
シロは前のよりもはるかにドはまりしました。
毎日毎日様々な単語をタッチペンで音声確認。
タッチペンの電池が一週間もたないほどでした。
前のたまひよで土台がある程度出来てた事もあったのでしょうか、シロの語彙は爆発的に増えました。
知らない単語は目で訴えかけてくるので、そのたびに意味を教えました。
実物が家にないものは教えるのが難しいですが(ロバとか・・・)
遊び要素もたくさんあるので(クイズや歌など)触ってる時間だけで言えばおもちゃの中ではこれが一番長いと思います。
おもちゃ七割コミュツール三割と言ったところでしょうか。
でもこの三割が大いに役立っています。
そして息子自身も、最近覚えた単語を口にしようと努力する姿が見られるようになりました。
知育玩具の長所は何といっても伝わりやすい。短所は重い、かさばる、落としたら壊れる、要するに外出には向かない。
といったところでしょうか。
ただこれは誰に教えてもらったのでもなくシロが自分の意思で始めた手段なので、療育的な面で正しいのかはわかりません。
まあこんな方法を使ってる子もいるよ、って感じで。