コミュニケーションツール③写真&まとめ。
コミュニケーションツールとしては先の二記事にある指差し、ハンドサイン、知育玩具が殆どの割合を占めています。
最後はあまり活用していないツール、写真です。
これは知育玩具の登場までは割と活用していたのですが。
使わなくなった理由としては
・知育玩具でまかなえるものが多かった。
・ポケットアルバムに収納して伝えたい写真を指差せるようにしたものの、実際は使うたびに写真をアルバムから取り出す→取り出したら元に戻さない、のため写真がぐちゃぐちゃ。
・・・というのが挙げられると思います。
とはいえ他のツールでは表現しにくい固有の名前(○○スーパー、××児童館、△△公園など)を伝達するには一番手っ取り早いので完全に使わないというわけではありません。
またこれに限って言えば、私→シロへの伝達にも使っています。××児童館に行くよ、と言うよりも児童館の写真を見せて声をかけたほうがわかりやすいようです。
聴覚と視覚、両方からのアプローチという感じでしょうか。
ただ、やはり写真の劣化が早すぎるので、アルバムに入れるよりはラミネート加工をして端っこに穴を開けて単語帳みたいにリングでまとめると良いかなーとか何となく考えてはいるのですが(確か「光とともに」でやってたような・・・)、なかなか着手できてません(^^;
あとはPECS(絵カード交換式コミュニケーションシステム)も少し考えているのですがこちらはまだ、保留(という名の着手できてないだけ状態・・・)です。
*******
ここから私見。
こういった補助具を使用すると逆にますます言葉が遅れるのではないか、という声を未だに聞きます。
私も自分の両親から言われたことがありますし、私自身もそう思っていた時期もありました。
実際シロもまだ話せないのであまり説得力はないのですが、補助具で言葉が遅れることはありません。
もしこれを読んでくださっている方の中に、お子さんの言葉が遅くて悩んでいる方がいらっしゃるなら。
発語にこだわりすぎて、コミュニケーションの芽を摘まないようにしてください。
言葉以外の方法で伝えようとしてくれているのなら全身で全力でそれを聞いて、そして伝えようとしたことを褒めてください。
伝えられること、コミュニケーションの喜びを知ることが出来ますように。
そしたら例え言葉がなかなか出なくても、もしかしたら「お喋り」な子になるかも知れません。
言葉の遅い子が皆無口とは限らないですから。
発達どうこう関係なくお喋りな性格の子や無口な性格の子、いろいろです。
ちなみにシロはとても「お喋り」です。
気分が乗ってると怒涛の勢いでコミュニケーションを取ってきます。
それゆえに、ツールを自分でいろいろ開拓したのかもしれません。
いつか言葉と言葉で会話が出来たら嬉しいけれど、もしずっと話すことが出来なかったとしても何というか、それはそれなんだろうなあと思います。
*******
さて、長くなりましたがコミュニケーションツールの話はこれでおしまいです。
お付き合いくださりありがとうございました。